ギルド型組織で技術スタック拡大&属人化解消!開発本部の新体制とは?

こんにちは!ヒトクセ開発本部の齋藤です。
本日は弊社の開発本部で取り組んでいる「ギルド型組織」についてお伝えします。

 

弊社の開発部はスクラム開発の方針を採っており、事業ごとに組織された縦割り型のチーム編成で業務を行っていました。
事業ごとのチーム編成では、「その事業専任のエンジニア」として業務を行うため、事業やプロダクトに対する知識や経験の蓄積が期待できます。

しかしその反面、同じ開発部内でも他のチームのメンバーとの交流や、他のプロダクトで採用している技術スタックについて知見がたまらないなどの弊害がどうしても生まれがちです。
そこで、今年度から縦割りのチーム編成に加え、技術領域で横串を通したギルド型組織の運営をはじめました。

 

 

弊社でのギルド型組織の目的としては以下のようなものがあげられます。
 

  • 属人化を解消する
  • 他の事業で採用している技術スタックについての知見を深める
  • 自身が担当するプロダクトで直面している課題について、同じレイヤーの社員と意見交換をする
  • 講師の経験などからプレゼンテーション能力など副次的なスキルをのばす
  • 組織を超えた交流を促進して、開発本部全体の活性化を促す

 

現在、弊社のフロントエンドエンジニアとデザイナーが参加するUI/UXギルドと、
ミドル・バックエンドエンジニアが参加するSREギルドの2つのギルドを運営しています。

ギルド組織の活動としては、主に各ギルドマスターのファシリテーションのもと、講師となるメンバーを参加者から募り、週1回(1時間程度)を目安にギルドMTGを行っています。
これまでUI/UXギルドでは、WEBサービスに用いられるHTML、CSS、JavaScript、Vue.jsの基礎と実務におけるTIPSや、Googleマテリアルデザインの実践的活用法についての解説をし、
SREギルドでは、インフラ・セキュリティに関する基礎知識の解説から弊社の各プロダクトで用いられているAWSの各種サービスの解説を行ってきました。
今後はより日々の実務に直結する部分にフォーカスした内容にブラッシュアップされていく予定です。

 

 

4月から運営をはじめ、ギルドMTGも計7回ほど開催されましたが、
MTG中はカジュアルに質問をしたり、意見交換が行われており和気あいあいとした雰囲気の中で実施できています。

ギルドに参加しているメンバーからは「実務では触れていない技術についての知見が高まった」という声や、「実務で困っている課題について具体的な解決策がみえた」という声も上がっており、さっそく良い効果が出てきているように感じられます。

今後は、弊社にジョインいただく皆さんにも事業のキャッチアップの場としての活用や技術スタック向上の場として活用してもらい、安心して日々の実務に取り組んでいただけるような組織運営の取り組みのひとつとしてチューニングを繰り返しながら運営を継続していきたいと思っています。