大手からベンチャーへ!大手外資系企業を経験した部長が語る、今ヒトクセで働くメリットとは?
皆さんこんにちは。人事の畠山です。
突然ですが皆さん、「大手企業」と「ベンチャー企業」、どちらが自分に向いているのか悩んだことはありませんか?新卒の就職活動でも、中途の転職活動でも、必ずと言ってもいいほど付いて回るこの問題。良くも悪くも転職市場が盛り上がる秋は、より一層この悩みを耳にすることが多い気がします。
そこで、大手企業とベンチャー企業の両方を経験している和田へのインタビューを通して、それぞれの違いをヒトクセの魅力と共にお届けしようと思います!
和田 朋子(わだ ともこ) 取締役 管理本部長
大手コンサルティングファームでキャリアを積んだ後、2018年7月よりヒトクセにジョイン。現在は2児の母として仕事と育児に奮闘中。日々とんでもない業務幅と業務量を捌いており、そのキャパシティは計り知れない。
――――まず初めに、現在の仕事内容について教えて下さい。
和田:管理本部長として、営業と開発以外概ね全てを見ています。具体的には、財務・経理・人事・法務・コンプライアンスに加えて、上場に向けた体制整備や中期の経営企画等を担当しています。
――――改めて聞くと、本当に担当領域の広さがすごいですよね(笑)以前はコンサルをしていたと伺っておりますが、ヒトクセに入社するまでの職歴を具体的に教えて頂けますか?
和田:新卒で大手外資系コンサルティングファームに入社し、6年弱務めていました。その中で、海外留学に行ったり、シカゴへの転勤があったり、メーカーの戦略部門に出向したりと様々な経験を得ました。
その後、外資系カード会社のコンサルティング部門で1年勤務し、カードデータを活用したコンサルティングを行っていました。
――――2社とも外資系の大手企業でキャリアを積んでいた中、どういった経緯で日経のベンチャー企業であるヒトクセにジョインされたんですか?
和田:もともと夫と社長の宮崎が高校の同期で、社長とは「夫の友人」として定期的にご飯を食べに行く間柄でした。そこで社長から「黒字化が見えてきたので、これからどんどん会社を成長させていきたい。そのためには骨格となるような組織体制を作っていかないといけないので力を貸してほしい。」とお声がけ頂き、入社しました。
――――いいご縁ですね。入社の決め手は何でしたか?
和田:大きく二つありまして・・・。
一つは、事業会社の内側で経営に携わってみたかったためです。
メーカーの戦略部門に出向した際、コンサルティングはクライアントにとって重要な転換点となるような意思決定に関わる、やりがいのある仕事ではあるものの、「クライアントの事業全体や日常の業務にとっては、ほんの一部なのでは?」と感じました。クライアント側での経験がないことに対して課題意識を持ち、いつか事業会社にいきたいと思っていました。
もう一つは、社長や長尾さん(ヒトクセCTO)と一緒に仕事をしたいと思ったからです。
当時から二人に対し「飄々としているようで実はすごく野心的な人」という印象を持っていました。大きい事をあたかも簡単なことのように言っていて、実際にそれをやってのけている、そういう人達だったので、一緒に働きたいと思いました。
――――確かに二人とも表立って野心を丸出しにするより「内に秘めた炎」を持っているタイプで素敵ですよね!とはいえ、企業規模や業界、職種まで違うところへ転職するのに不安はありませんでしたか?
和田:もちろん、不安はありました。
私は娘がいるので、長時間労働になりがちなイメージがあるベンチャーで仕事と育児の両立が実現できるのか不安でした。
また、管理部での実務経験がない私が本当に管理本部長をやりこなせるかという点も大きな不安でした。
――――大きなチャレンジとなった転職ですが、実際にジョインしてみていかがですか?
和田:てんてこ舞いではありますが、どうにか (笑)
「仕事と育児の両立」という点に関しては、周りの協力もあって定時が10:00-19:00のところを時短勤務にしていただいたり、子供が体調を崩して保育園に預けられない時はリモートワークもできる環境なので助かっています。
加えて、「管理本部長」という職務を全うする点においては、良い意味で諦めています(笑)
コンサル時代は、「プロジェクト毎に未経験の分野を短期集中で勉強し遂行する」ということを日々していたので「未経験の分野へのチャレンジ」という点では抵抗はありませんでした。しかし、管理部は経理、財務、法務、人事・・・などと本当に幅が広いので、勉強はしつつも「一人で全てを抱え込む」のではなく、「プロの知見を積極的にお借りする」ということが必要でした。
なので、管理職としてマネジメントはしつつも、実務の面はチームメンバーや外部のパートナーの力を借りています。
――――ライフスタイルに合わせて柔軟に勤務形態の相談などができるのはありがたいですよね。では、ベンチャーに入ってみて初めてわかった気づきなどはありますか?
和田:「整った環境」で戦う有難みが分かり、同時にそれが如何なる努力の上に成り立っていたかということを痛感しました。
ヒトクセは、これまで働いてきた大手企業と違い、「ないものを作って整えていく」ことが多いフェーズです。その上、「作って整えてから走る」のではなく「作りながら走って拡大もしていく」ということが必要なので、スピードとクオリティの両方を高いレベルで、かつバランスよく担保しなければいけません。今はそれが大変でもあり、いい刺激にもなっていると感じています。
――――確かに整えていく作業ってすごいパワーを必要としますよね・・・。逆に、ベンチャーだからこその利点はありましたか?
和田:非常に「話が早い」ですね。大手企業と異なり、すぐ横に社長が座っているので「これやってみたらどうでしょう」とか「それはこうだと思います」といったディスカッションがすぐにできるんです。だから懸念や疑問がすぐに払拭でき、物事の改善スピードも格段に早いと思います。
――――社長との距離の近さは重要ですよね。私も日々感じています!
他にはいかがでしょう?
和田:社員全員の顔を認識でき、組織間の忖度や序列への配慮、それにともなう気苦労が存在しない点は良いことだと思います。
勿論、組織である以上100%フラットではなく一定の階層と秩序は必要だと思いますが、ヒトクセは経営陣が誰の意見でもフラットに耳を傾けるスタンスをもっています。なので、誰が意見してもリスクがない環境であると自負しています。
――――では最後に、今のフェーズでヒトクセに入社するメリットを教えてください。
和田:今のヒトクセは平常運転ではなく、組織として一回りも二回りも進化する事を求められている状況です。管理部門一つとっても、全部0から作っています。そして、営業部門と開発部門は新規事業を沢山仕込んでいます。超初期のベンチャーでもなく、安定して確立された大企業でもない。この途上については、今しかなく、大きな醍醐味だと思います。
――――ありがとうございました!
大手企業とベンチャー企業で様々なギャップや不安はありつつも、うまく適応しながら会社を引っ張ってくださっている和田さん、素敵ですね!
今回のインタビューを通して、「どちらの企業規模が向いているか」と悩むよりも「与えられた環境の中でいかに生き抜くか」にシフトして動くことの大事さを感じました。
また同時に、異なる価値観、異なるキャリアの社員が共存し、少しでも働きやすい環境を作らねばと改めて身が引き締まる思いです。