【実証実験】 ”注視”という視線トラッキングによる新たなWeb解析指標について

株式会社ヒトクセの経営企画室では、新規事業や実証実験を通じ、企業活動を「人に好かれる」ものにするべくテクノロジー、事業開発を行っています。

今回は、カメラを使わずに、スマホの操作からwebブラウザ上のユーザーの視線の動きを推測し、ページ内のどのコンテンツをユーザーが「注視」したのか特定することでどのような活用が可能になるのかを検証しました。
 
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視線トラッキングシステムアイキャッチ
 
 
従来のWeb解析ではGoogleAnalyticsを始めとしたWebツールが発展しており、ユーザーがどのページに訪れ、CVに至ったかといった行動を分析することが可能になってきていますが、Web内のどのコンテンツに関心を寄せたのか、どのコンテンツが要因でCVに至ったのかなど、ユーザーの意思決定のプロセスを把握することは困難です。

近年では、ゴーグルやインカメラを活用したアイトラッキングシステムも開発されてきていますが、個人情報保護の観点からもなかなか普及しずらそうです。

このような背景から、ヒトクセではカメラを使わずにユーザーのスマホ行動から視線を推測するシステムGazeAnalyzerを開発しました。
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タップ位置や時間、スクロール速度や向き、画面イン位置などのスマホ操作の動きから、視認可能な位置を割り出すアルゴリズムを構築し、ユーザーがサイト内のどの箇所を「注視」しているのかを把握することができる技術です。

この”注視”という指標を活用し、Web解析においてどのような有用性があるのか検証しました。
(テストサイト)
https://spike-hikaku.com/

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今回の実験では、URLのimpに対してどのらい注視されたのかを可視化することができ、ページ構造の問題点やコンテンツの改善の考察が可能になりました。

さらに、CVへの貢献率も同時にわかり定量的に判断することができます。
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Cookieごとに注視したコンテンツを時系列的に整理することもでき、CVユーザーの視線の動きを再現し、CVの意思決定プロセスを可視化することも可能です。
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GazeAnalyzerによって、”注視”が計測でき、コンテンツの評価やユーザーの視線の動きを捉えることが可能になります。
他にも、リターゲティングに活用することで、〇〇のコンテンツを注視したユーザーにだけリターゲティングをするといった最適化も可能になり、CPA改善も期待できそうです。

詳しい内容は以下のボタンから全文が見れますので、ぜひご覧ください。

<本件に関するお問い合わせ>
株式会社ヒトクセ 経営企画室 渡邉勇輝
E-mail:y.watanabe@hitokuse.com

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