エンゲージメント大改善!半年で社員満足度を爆上げした方法とは

こんにちは。人事の丸山です。

ヒトクセでは、今を第二創業期と位置付け、昨年末に会社の大方針であるミッション・バリューの改定をはじめとして、様々な取り組みを行ってきました。

※ミッション・バリューの改定についての記事はこちら

そこで今回は、取り組みの1つである「エンゲージメント指標の設定と数値改善」について、驚きの結果を出すことができたので、紹介したいと思います!

 

■背景
ヒトクセで活躍している社員の退職が続いたことを重く受け止め、昨年の夏〜秋頃に、退職者を含めた社員にアンケートやヒアリングを行いました。
その結果、以下のような事実がわかりました。

・「会社の将来性への不安」は退職者、従業員ともに数値が高い。
・退職者と従業員との間で「やりがい/達成感がない」「成長が止まったと感じる」という項目に数値の乖離がある。

そこで、上記アンケート結果と社員へのヒアリングを加味し、社内エンゲージメント向上のために以下の3つの指標を設定し、その数値を0%にすることを目標に動いていくことになりました。

・会社の将来性が見えない人 0%
・経営から意思伝達がないと感じる人 0%
・個人のやりがい / 達成感 / 成長を感じない人 0%

 

■取り組んできたこと
上記のエンゲージメント指標の数値改善を目指すにあたり、以下のような取り組みを行ってきました。

1)毎月の全社ミーティングの中で「アンケートQAでスッキリする会」を実施

2つ目の指標の「経営から意思伝達がないと感じる人 0%」を達成するための取り組みの1つです。
経営陣(代表として島田)が従業員から質問を受け付け、片っ端から答えていくというコーナーを設置しました。
「今後の事業戦略を教えてほしい」「売上が伸びた/伸び悩んでいる要因は?」事業や会社の方針に関わる内容から「リモートワークに伴う椅子やモニターの補助はあるか?」といった内容まで幅広い質問がありました。

 

※全体月次報告会の資料一部抜粋

 

2)毎月各指標をモニタリングし、エンゲージメントが低い人に理由をヒアリング

2021年11月の全体月次報告会後から、各指標についてアンケートを取り始めました。アンケートを用いて月に1度理由とセットで課題を吸い上げ、必要であれば再度個別でヒアリングを行った上で、人事で個別に対応しました。
①会社の将来性や経営からの意思伝達については全社員に共通するものが多いですが、やりがい/達成感/成長については、個々によって感じるポイントが異なると考えたため、また、②アンケートではキャッチアップしきれない核心や根本原因を知るためです。

 

3)社員全員への2回の人事面談

2021年11月と2022年2月に、社員全員への人事面談(島田との1on1)を実施しました。そこで「今後のキャリア」「今困っていること」を中心にざっくばらんに話す機会を設けました。
人事面談で吸い上げた課題に対しても、経営会議で協議したり人事で個別に対応したりすることで、1つ1つ解決に向けて動いていきました。

 

■エンゲージメント指標の数値推移
2021年夏〜秋頃から行い、各指標のデータを取った結果がこちらです!

 

 

なんと、約半年間で、「会社の将来性が見えない人」「経営からの意思伝達がないと感じる人」「個人のやりがい/達成感/成長を感じない人」全て0%にすることができました!
全ての指標において数値がMaxで良くなかった時期と比較して大きく改善されていることがわかります。

会社の将来性が見えない人:44.4% → 0%
経営からの意思伝達がないと感じる人:14.3% → 0%
個人のやりがい/達成感/成長を感じない人:35.7% → 0%

第二創業期を作っていくにあたり、まず社内エンゲージメントを上げるという点で、良いスタートをきれつつあるのではないかと思っています!

 

■今後について
この半年間追っていた社内エンゲージメント指標については解消されつつあるので、モニタリングの頻度を 毎月→3ヶ月に1度に変更します。
ただし、経営陣とコミュニケーションが取れる場は残しておきたいので、アンケートQAの取り組みは毎月続けていこうと思っています。

今回は、ヒトクセでの取り組みの一例として「エンゲージメント指標の設定と数値改善」についてお伝えしましたが、改革に向けた取り組みはまだまだたくさんあります。
これからも従業員全員で会社を良くしていく取り組みを続けていき、随時ブログでも発信していきますので、引き続きよろしくお願いします!

 

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