【ヒトクセらしさ全開】働き方の選択肢を増やし、生産性を向上させる”土日出勤制度”とは?

こんにちは、人事の畠山です。

今回は、ヒトクセのミッション・バリューの浸透を目的に動く組織「仕掛屋(シカケヤ)」
が作った「土日出勤制度」について、仕掛屋メンバーの小松くんにインタビューしました。
どのようにして施策が出来上がって行ったのか、是非ご覧ください!

仕掛屋とは?
2021年に一新したヒトクセの新ミッション・バリューの浸透のため、立ち上がった有志組織。
現在は新卒2〜3年目の社員で活動中。

▽ヒトクセのミッションバリュー

 

――――まず、土日出勤制度というものはどういったものなのでしょうか?

小松:
制度としてその名の通りで、「土日に出勤しても良い」という制度になっています。
もちろん強制ではなく選択肢として持つようなイメージで、土日に出勤した分はもちろん平日に代休をとってもらいます。

 

――――元々は土日に出勤することはNGだったのでしょうか?

小松:
いえ、申請を出すことで土日での出勤はできました。
ただ、事前に承認まで取る必要があったり、そもそも土日出勤に対する決まりが不明瞭だったりで、気軽に出勤しづらい状況でした。

 

――――なるほど。そんな不明瞭だった土日出勤の決まりにテコ入れをするきっかけって何かあったのでしょうか?

小松:
他社員の
「平日の日中は差し込み業務等が多くて作業が夜になるが、夜は集中力が保ちづらい」
という声を聞いたことがきっかけでした。

確かに、生産性が落ちる夜に作業をするより日中に作業をした方が良いですが、一方で平日はまとまった時間が取りづらいのには自分も同感でした。
そこで、平日の夜ではなく土日の日中にも業務を行いやすい方が、人によっては生産性が上がるのではないかと思いました。

また、生産性を上げる選択肢を増やすことは、バリューである「スピード×思考量の最大化」の浸透にも繋がると考え、仕掛屋で施策として考えることとしました。

 

――――そんなきっかけがあったのですね!施策はどのように作られていきましたか?

小松:
まずは社員へアンケート調査を行いました。
そもそも、社員の多くが
「平日の日中は差し込み業務等が多くて作業が夜になるが、夜は集中力が保ちづらい」
と思っていないと、制度としてあっても意味がないからですね。

アンケートを取った結果、
・社員の75%が「平日に予期せぬコミュニケーションでうまく作業が進まない」と感じている
・社員の87%が「作業が終わらない場合、夜まで作業をする必要がある」と感じている(平均4時間/週)
・社員の50%が「夜の作業は、昼と比べて作業効率が悪くなる」と感じている
ということが分かり、改善の余地ありそうということで、具体的に施策の内容を考えていきました。

 

――――課題が主観ではなく客観的にどうかを調べるのは素晴らしいですね!
その後、どのように施策の中身を決めていきましたか?

小松:
現状も可能な土日出勤が使われていない理由の把握とその解決策、そしてその解決策に対しての懸念と、その懸念への対策を考えました。

具体的に、
現状も可能な土日出勤が使われていない理由としては「事前の承認が必要で気軽に出勤しづらい」があると考え、

・土日業務開始までに「申請」のみでOK

という形で気軽に出勤できるようにしようと考えました。

ただ、気軽に土日出勤をできるようにするとその分平日の稼働時間が減るので
・平日のコミュニケーション不足による生産性の低下
・土日の割増賃金による費用増加
の可能性もあるので、それぞれに対して対策を考えました。

 

――――それぞれどのような対策を考えましたか?

小松:
「平日のコミュニケーション不足による生産性の減少」に対しては、
・4時間(半日)×2回 /月 までに制限
・「平日の会議等が優先」という決まり周知
という形で、まずはミニマムからスタートすることで状況を見ることとしました。

また、「土日の割増賃金による費用増加」については、
ヒトクセで決められている見込み残業時間と割増賃金の関係から、土日出勤をした際に「どのくらいまでの残業なら、会社としての出ていく費用は一緒か」というのを計算し、その数値を周知しました。

 

――――なるほど。とても会社視点で制度を考えていますね!
制度はもう始まっているのですか?

小松:
はい、もう始まっていまして、導入後に早速利用している人もいました。
この制度をきっかけに、バリュー「スピード×思考量の最大化」の浸透に繋がれば良いですし、このようなヒトクセある制度を沢山作って行けたらと思います!

 

――――ありがとうございます!
これからの活躍も楽しみにしています!!